静かな夜、ふと空を見上げた時に綺麗な満月を見つけると、なんだかとても幸せな気持ちになりますよね。
時間を忘れてぼーっと見ていたくなるような。
「おつきさまこんばんは」は読むたびに、そんな幸せな気持ちにさせてくれる絵本です。
↓「おつきさまこんばんは」の関連グッズについて調べましたのでご興味のある方は合わせてご覧ください。
「おつきさまこんばんは」は夜寝る前の気持ちをすっと落ち着かせてくれる絵本
「おつきさまこんばんは」は、全体的に絵のトーンが落ち着いていて、静かに読める絵本です。
- 物語のシーンが夜であること
- 寝ている猫が出てくること
という特徴があるので、なかなかテンションが下がらずクールダウン出来ない!
という時も、
もうみんなねんねしてるから、「し〜」だよ。
大きい声出すとにゃーにゃーが起きちゃう。
などと言って落ち着かせて読むことができますし、声のボリュームやトーンも落として読むと雰囲気も出ます。
しーんと静まった夜に親子で内緒話をしているかの様になるので、自然と子供もひそひそ話になったりしたこともあります。(余談ですが子供ってひそひそ話好きですよね!女の子だけなのかな?)
そんな絵本なので、
読み終わると早く部屋を暗くしておつきさまを見たいな〜という気持ちにもさせてくれます。
「おつきさまこんばんは」絵本の子どもの反応について
うちの子の場合は、
- おつきさまが出てきては目を輝かせ
- くもさんにおつきさまが隠れては悲しくなり
- くもさんがどいてくれたら「バイバーイ」
- 猫が喧嘩したら「ダメだよ〜」
- 家の灯りがつくと喜んで
と、1ページめくるたびに色んな反応を見せてくれました。
「おつきさまこんばんは」は子供の色んな感情を呼び起こすことが出来る本なんだな〜と感じました。
この絵本は0歳のファーストブックにも選ばれることが多い様ですが、それも頷けますよね。
この記事を書く時に知ったのですが、「おつきさまこんばんは」はなんと1986年発売なんですね。
ストーリーからも絵のテイストからも、まさかそんな古い本だとは全く思いませんでした。
そんなに長い間愛されている絵本って、数ある絵本の中でほんの一握りなんだろうなと思います。
「おつきさまこんばんは」のデザインテイストについて
全ページ暗めの青(藍色)ベースで落ち着いていて、差し色で眩しいくらいの綺麗なレモン色(おつきさまや家の灯り)が使われています。
色彩にメリハリがあるので、めくった瞬間に月に目が行き、ぐっと引き込まれます。
古い絵本はその当時の絵のタッチから古さを感じることがありますが、
登場キャラクターも含め、絵本全体として一切古さは感じませんでした。
「おつきさまこんばんは」の読みやすさについて
子どもに読み聞かせてみた感想ですが、一文一文が短く、とても読みやすかったです。
個人的には、初めて読む本は特にですが、ひらがなが続くと読みづらく感じます。
どうしても絵本って、ひらがなが続くことが多いですよね、どこで切っていいかわからなかったり、どこまで読んだかわからなくなったりもします。
ですが、「おつきさまこんばんは」は、つっかからずに、すらすら読めました。
あとは感情を込めやすいのも特徴ですかね。
- 「おつきさまこんばんは」
- 「だめだめくもさん、こないでこないで」
など易しい言葉で感情を現す言葉が多いのと、絵でもストーリーをよく表現してくれているので、自然と表現しながら読むことができました。
「おつきさまこんばんは 」絵本の概要について
・著者 林 明子
・初版年月日 1986/6/20
・ページ数 20ページ(9めくり)
・絵本のサイズ 8×18cm
・文字数 一番少ないページ6文字 一番多いページ37文字
・文字種 ひらがなのみ
↓おつきさまこんばんはの作者「林明子さん」についての調査記事。良い作品に良い作者、大人気作品を生み出す方として納得な結果でした。
まとめ
まだ言葉が出ない0歳や1歳の子でもストーリーが絵だけでもわかるシンプルな絵本なので、幅広い年齢で親子のコミュニケーションに最適です。
絵本のトーンや内容的に、昼間読むよりも、やはり夜寝る前に読んであげるのがおすすめです。
ロングセラーの人気の絵本ということもあり、図書館や児童館にも置いているかと思いますので是非探してみてください。
ちなみに、最後はしっかりハッピーエンドで終わるものがたりです。
↓「おつきさまこんばんは」は、大人気なだけあって関連グッズも出ていますので、是非合わせてチェックしてみてください。
この記事が参考になったらシェアしていただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。